天を衝く。
あの『独眼竜政宗』も、一目置いた漢の話である。
現在の青森県、1570年ぐらいは、南部・津軽と呼ばれていた。 南部を治めていたのが、『南部春政』と云う大名である。 で、その家臣に、『九戸政実(くのへまさざね)』がいた。 南部家にとっても、主力となる騎馬軍を率いる長である。 一族並びに、近隣の国の者達は彼等を、『九戸党』と呼んだ。 この小説の内容は、政実の持て余す程の才能を描いた話である。 世の動き・軍略と、実に痛快。 当時の都は京都であり、南部は遠方の地である。 その為、弱小国と侮られていた。 事実、国力は無かった。 もし、この漢が中央政権近くに生を受けていたなら、歴史は変わっていたのかも知れない。 全3巻の構成の中で1番面白いのは、やはり3巻である。 目前に迫る10万の豊臣秀吉軍。率いるは、名将『蒲生氏郷(がもううじさと)』。 政実は、殆ど日本中がひれ伏した敵に、わずか5000の兵で喧嘩を売るのだ。 策を尽くし、鍛えた武力で敵を翻弄する九戸党。 …と、この辺りで。 熱き魂が、北の大地を揺るがす歴史小説。 お陰で、東北地方に足を延ばしてみたくなった。 天を衝く〈1~3〉―秀吉に喧嘩を売った男 九戸政実 (講談社文庫) 高橋 克彦 / / 講談社 スコア選択: ★★★★★ これぞ漢!! と感じられる、九戸政実の生き方。 夢中で一気に読めます!!
by heartstrings_3
| 2007-10-23 23:35
| 本
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