Brandy.
今夜のお相手は『Brandy』。
親不知を抜いた後の痛みも少しは和らぎ、解禁してしまった次第である。 もしかしたら痛いのかも知れないが、アルコールで分からない。 目が覚めた後が恐い気もする。 …憂鬱だ。 …いやいや、終われない。 さて、このお酒。 最近では、余り飲む方を見掛けない。 ビール・焼酎・ウイスキーに比べ、人気が下がった様だ。 が、自分はあの芳醇な風味が、タマランチ会長な訳である。 なので、色々と語ってみようと思う。 名称の歴史であるが、フランスのコニャック地方で葡萄をワインにし、さらにそれを蒸留したものを、『ヴァン・ブリュレ(ワインを焼いたものの意)』と、称した事に由来する。 そして、この地に取引にやって来たオランダの貿易商人達が、オランダ語に直訳して輸出する際に、『ブランデウェイン』と呼んだ。 その輸出先であったイギリスで、この語が縮まり、『ブランデー』となったそうな。 世界一の生産国と言えば、フランスである。 質・量共に、他国を凌ぐ。 中でも、コニャック、アルマニャックが双璧。 どちらも、生産地域・原料葡萄品種・蒸留法などが、国内法で厳しく規制されている。 コニャックは、フランス西南部が産地。原料葡萄はサンテミリオン種。 これで造るワインは酸が多く、アルコール度が低い。 ワインの場合は欠点となるが、ブランデーにすると長所に変わる。 酸はやがて芳香成分となり、香味も濃縮される為である。 銘柄をいくつか。 カミュ 、 クルボアジェ 、 ラーセン 、 ヘネシー 、 マーテル 、 オタール 等々。 アルマニャックは、南仏ピレネー山脈に近い地域が産地。こちらもサンテミリオン種。 しかし、風土・蒸留法・熟成法がやや異なる為、杏に近い香味を持つものが多い。 シャトー・ロバート 、 ド・モンタル 、 アンリ・カトル 、 デュカスタン 、 マルキ・ド・コサード 等々。 この二つ以外のものは、普通フレンチ・ブランデーと総称されている。 ライトな風味に造られ、短期熟成で製品化されるものが多い。 アノックス 、 グランゴジエ 、 ドーヴィル 、 クリエール 等々。 いや、実に沢山の種類がある。まず、全てを覚え切れない。 さてさて、ブランデーだとよく、『V.S.O.P』やら『ナポレオン』など聞く。 これは何かと言うと、熟成期間を表した称号なのである。 一般的なのが、ランク順に、ナポレオン、V.S.O.P、V.S.O、V.O。 V は Very 、S は Spesial 、O は Old 、P は Pale を指す。 他、XO や EXTRA などもある。 ここまで書いておきながら、自分でも混乱して来た。 とても一度に伝えられるもので無い事が、改めてよく分かった。 何にせよ、美味しく戴ければ、それで良いのである。 今夜もいい夜だ。 めでたしめでたし。
by heartstrings_3
| 2007-10-13 23:50
| 酒・飲物
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