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廣瀬店長の憂鬱

日本のしきたりがよくわかる本。

実に便利な本を見付けてしまった。

表紙には、『これ1冊でカンペキ!』 とあるが、まさにその通りである。

また例として、6項目が書かれている。

※ 赤飯は何故めでたい ?
※ どっちが上座 ? どっちが下座 ?
※ 結婚式の「お色直し」の本当の意味は ?
※ 葬式帰りのお清めに塩を使うのは何故 ?
※ 祝儀袋に印刷されたマークは「アワビ」だった !
※ 初詣・七草・七夕・年越しそば…年中行事は何故するの ?


などである。

大体は分かるのであるが、読んでみると、作法・意味・由来が面白いのだ。

そして、勘違いしてた事なども多いのである。

『トレビアの泉』ならば、90へぇ~ぐらいは叩き出すだろう。


本文の1つに、『左側通行』という項目がある。

現在の日本での交通ルール。

車は左、人は右と決められている。

自分も保育園時代に教わった。とても元気な良い子だった。

…もとい。


しかし、文明開化前は、人は左側を歩いてたそうだ。

それは、長い武家社会の歴史に関係しているのである。


武士は、右利きであれば左側に刀を差すのが一般的だった。

その為、右側通行ですれ違うと、刀がぶつかってしまう。

左側通行であれば、歩いて来た相手の刀にぶつからず、スムーズにすれ違える。

この作法は大名・旗本から発し、やがて市中にも広まっていった…とある。

『へぇ~』 + 『ほほ~ぅ』 である。


が、「人は左」も、文明開化後に英国風に変えられた。

英国では、馬車が左側通行だった都合上、人が右側を歩いてたそうな。

それが取り入れられ、現在に続いている訳である。


武士の気遣いから生まれた、人の左側通行は、刀と共に消えたのだった。


…などなど。


まぁ、どうでもいいと言えば、どうでもいい1例であるのだが。

いつものクセで、武士と云う文字に魅かれて挙げてしまった。


まだまだ他に、きちんと役立つ知識が沢山紹介されている。

少し時間が空いた時などのお供に是非。

図解日本のしきたりがよくわかる本
日本の暮らし研究会 / / PHP研究所
スコア選択: ★★★★★
by heartstrings_3 | 2007-10-11 23:35 |
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